退職・独立予定の従業員による顧客名簿の持ち出しを阻止した事例【解決事例】

キーワード 

顧客名簿の持ち出し、顧客の引き抜き、仮処分の申し立て

ご相談内容  

ご依頼者は、美容院の多店舗展開を行っている企業様です。

ある店舗任せている従業員(美容師)が、退職・独立することになりました。

しかし、当該従業員が、その店舗の顧客名簿を持ち出し、全顧客の引き抜きを図っていることが発覚しました

そのため、これらの行為を止めたいとお考えになり、当事務所に依頼されました。

当事務所の対応及び結果

当該従業員は、「その店舗の顧客は自分のもの」や、「店舗の顧客名簿は全部持って行く」などと主張している状況でした。

そこで、当事務所は、当該店舗の顧客名簿の持ち出しや全顧客の引き抜きを防止するため、当該従業員に対して、書面を送付するとともに、裁判所に対して仮処分の申し立てを行いました

そして、仮処分(裁判)の期日において、当該従業員が、店舗の顧客名簿を持ち出し、全顧客の引き抜きを図っている上、現在もご依頼者の店舗において、顧客を独立後の店舗に勧誘していることなどを証拠とともに詳細に主張していきました。

最終的には、当該従業員による店舗の顧客名簿の持ち出しを阻止する代わりに、独立後にこれまでその従業員が担当していた顧客らへの営業を行うこと自体については、許可するとの内容の企業様がご納得する内容の和解が成立しました。

コメント

従業員の退職・独立が迫っている状況でしたので、速やかに解決する必要のある案件でした

独立予定の従業員による、顧客情報や顧客の引き抜きについては、それが行われてしまうと、企業に大きな損害が発生してしまいます。

そして、顧客情報の持ち出しや顧客の引き抜きに関しては、事前に対策を打つことが何よりも重要になります。

独立予定の従業員による、顧客情報の持ち出しや顧客の引き抜き等に関して、お困りの方は、お気軽に当事務所までご相談ください。

※特定できない程度に内容をぼかしています。

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