企業法務サイトに当事務所の解決事例を掲載しました。
事案としては、過重労働を理由に後遺障害2級の労災認定を受けた相手方から、ご依頼者の企業に対して、民事訴訟が提起された案件です。
当事務所は、企業側の代理人として活動し、最終的には、3億円以上の減額に成功しています。
一般的に、過重労働を理由に、労災認定がされた事案では、その後の民事訴訟において、①過重労働にあたるか否かや、②過重労働が原因で病気が発症したか否かが争いになることが多いです。
また、この事案では、そもそも、③相手方が自社の従業員(労働者)に該当するか否かも争いとなっています。
労災認定を行った労基署の判断を覆すことが求められる案件でしたが、最終的には、ご依頼者の企業が相手方に対して、約4000万円を分割払いする内容での和解が成立しました。
最終的な相手方の請求金額は、遅延損害金を含めて、3億5000万円以上になっていました。そのため、上記和解により、相手方の請求を3億円以上減額することに成功しています。
相手方代理人は、労働者側で労働問題を多く取り扱う弁護士であり、事案の性質も相まって、中々タフな案件でしたが、ご依頼者に満足頂ける結果を出すことができました。