パワハラを理由とする配置転換を拒否していた従業員が、自己都合退職をする形で解決した事例【解決事例】

・キーワード 

パワハラ、配置転換の拒否、うつ病の診断書、自己都合退職

・ご相談内容  

ご依頼者は、大規模な会社様です。

会社に対し、数名の社員からパワハラ被害の報告があり、会社は、当該加害社員に対し、配置転換の辞令を出すことになりました。ところが、当該加害社員は、自身こそパワハラ被害者であり、状況が悪化したのは会社や上司に問題があるため、配置転換をしたり、何かあったら会社を訴えると主張していました。また、当該加害社員は、会社の対応のせいで、精神的に不安定になったと主張し、うつ病の診断書の提出をほのめかしている状況でした。

そのため、このまま会社が加害社員に対して、配置転換の辞令を出した場合、加害社員が配置転換を拒否した上で、会社に苦情を入れたり、訴えてくる可能が高く、対応に苦慮することから、当事務所に依頼されました。

・当事務所の対応及び結果

弁護士が関与した後、会社に依頼して、パワハラに関するこれまでの対応履歴を詳細に作って頂きました。

そして、弁護士が、配置転換の辞令発令に立ち会い、直接加害社員に対して、これまでの会社の対応内容や配置転換の理由を根気強く説明しました。

当該立会の際には、加害社員はかなり興奮した様子で、配置転換を拒否し、自身の正当性を主張したり、辞令発令に立ち会った上司を強く非難するなどしていましたが、弁護士が適切に対応いたしました。

その後、相手方も弁護士に依頼し、弁護士同士の交渉になりました。

相手方は、うつ病に罹患したなどの主張を行っていましたが、弁護士同士の交渉を行った結果、最終的には、相手方から退職の意向を示すとともに、解決金の支払いを求めてきました

会社としても、早期解決を望んでいたため、相手方に対して、会社が納得できる範囲の金額を解決金として支払い、相手方が自己都合退職をする形で決着がつきました

相手方との交渉を開始してから、約3ヶ月間での解決となりました

・コメント

ご依頼前は、相手方はパワハラを認めず、むしろ自身が被害者であり、会社を訴える等主張していましたが、弁護士が介在する事で解決に向けて進展していきました。

ご依頼者は、早期解決を望んでおられましたが、結果的に、会社が納得できる内容で、約3か月間での早期解決ができたため、ご依頼者にとっても喜んで頂ける結果となりました。

※特定できない程度に内容をぼかしています。

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